最近は「自分の葬式には金をかけなくていい」という方が増えているようですが、その一方で「世間体」を重んじる人が多いのも現実のようです。とくに故人が社会的な地位や肩書きがあった場合、「故人の意志」を尊重するためにはそれなりの根回しも必要です。「家族が理解している」だけでは他の親族や仕事上の関係者から「ひどい嫁」や「親不幸」呼ばわりされかねません。今では、先にも述べた「生前予約」という、本人自身が費用や形態について事前に葬儀社と契約するシステムもありますが、これも同様に家族・親族などの理解を得ておくことが大切です。 |
もしもの時に備えて
- 喪主を決めておきましょう。
- ご当家の宗教・宗派・家紋などを確認しておきましょう。
お寺(神社・教会)様の電話番号などを調べておくとよいでしょう。 - ご本人の現住所・本籍・生年月日の確認をしておきましょう。
- 故人の写真を探しておきましょう。
祭壇に飾る遺影写真が必要です。できるだけ鮮明な写真を準備してください。 - ご遺族、ご親族の名簿を作成しておきましょう。
お知らせをする方々の連絡先の名簿を作成しておくとよいでしょう。 - 一般弔問・会葬者数の予測をしておきましょう。
故人とご遺族の交際範囲を合わせた数が一つの目安となります。 - 世話役を決めておきましょう。
ご親戚、勤務先、町内会などに役割を手分けして引き受けてもらいます。 - 故人の衣服を用意しておきましょう。
故人が愛用されたものを最後に着用しますので、用意しておきましょう。 - ご本人の意向を訊ねておくことも大切です。
「もしも」の時は
病院で亡くなられた場合
- まず葬儀社にご連絡下さい。寝台車を手配いたします。
- 故人名・病院名・到着時間・お申し込みされた方の氏名・連絡先・搬送先をお伝え下さい。
- 病院においてある故人の荷物を整理し、持ち帰る準備をします。
- 病院でお世話になった方々へお礼を述べます。
- 死亡診断書をもらいましょう。(届出に必要なのでできるだけ早く)
ご自宅で亡くなられた場合
- かかりつけの医師がいれば来ていただき、死亡が確認されれば「死亡診断書」をもらいます。
- 医師の診断を受けていない場合は警察に連絡し、その後葬儀社に連絡して下さい。
※警察の指示があるまでご遺体を移動してはいけません。